
子供の頃に読んだ「あしたのジョー」の、
あの力石徹の減量の話が潜在意識に居座っていたのでしょうか、
というか、あの頃は運動の途中で水は飲まない、という不文律が明らかに存在していました。
アルコールを嗜むようなってからは、日中に水を飲むことを控えて夜のビールの一口目の爽快感を楽しみにする習慣が身についていました。
デスクワークの一日は、たまにお茶などで喉を潤す程度で過ごせます。
中年期を迎えて体重増加が気になりだしてからは、あの力石徹のトラウマでますます飲水を控えていたようにも思います。
実は、昨年の6月に受けた健診の血液検査で尿酸とクレアチニンの数値が標準よりやや高めにでました。
気にするほどの数値ではないのですが、
高尿酸値→痛風、尿酸が関節に溜まって結晶化する・・・、
そういえば、痛みはないものの、何となく関節が錆びついたかのように重く動かしにくいという自覚はありました。
長時間座り続けていると身体が固まってしまうような感じです。
これはひょっとして、痛風の前段階かもしれない。
それから、毎日勤務中もデスクにペットボトルの水を置いて頻繁にごくごく飲むようにしてみました。
一か月もすると、なんと!身体が軽く動くようになったんです。
列車の座席に3時間程座り続けても腰が痛くなりません。雪かきも苦にならず続けれます。
知らないうちに水が不足していたんですね。今年の健診結果が楽しみでもあります。
そういえば、少し前に新聞で「水素水の効果に根拠なし」という見出しの記事が載っていました。
もともと「水素水」などというものに興味はないのですが、
思うに、水素水が体に良いと信じて飲む人は、きっと私のように日常生活の中で飲水量が不足気味だった人で、
水を飲むことによって健康度が増したのではないでしょうか。健康増進効果は確かにあったのだと思います。
だけど、それは水素水だったからではなく、普通の水でよかったのでしょう。
女房が冷え性に悩んでいるので、もっと水を飲めばよいとアドバイスしています。
末端の毛細血管が干からびて機能していないのが原因とシロウト推測して、
毛細血管を活性化するのには水が良いに違いないとこれまたシロウト仮定をしているのであります。
しかしながら彼女は私のアドバイスに半信半疑ですので、あまり飲水をしているように見えません。
これではいけませんね。やはり信じてもらわないと。(笑)
そうそう、日中に水を多く飲むと、夕方からの飲酒の欲求が減退します。
この正月以降、一滴も飲んでいません。